東日本橋
 レディースクリニック
 東日本橋レディースクリニック
診察時間 10:00~13:00/15:00~20:00

HOME | 生理不順

生理不順(月経不順) 小伝馬町・馬喰町・馬喰横山・東日本橋駅の婦人科|東日本橋レディースクリニック

生理の間隔がバラバラ、数か月来ない、急に不規則になった—— そのような「生理不順」には、さまざまな原因があります。

生理不順は単なる体質ではなく、ホルモンバランスの乱れや婦人科疾患のサインであることも少なくありません。 気になる症状が続く場合は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。

正常な生理周期とは?

25~38日 生理初日から次の生理初日まで

正常な生理周期は、生理初日から次の生理初日まで25〜38日とされています。 この範囲に収まっていても、毎月の変動が7日以内であれば概ね正常な範囲です。

一方で、以下のような状態は「生理不順」として医学的な評価が必要です。

頻発月経 生理の間隔が24日以内と短い状態。排卵が正常に起きていないことがあります。
稀発月経 生理の間隔が39日以上と長い状態。排卵が遅れていたり起きていないことがあります。
無月経 3か月以上生理がない状態。ストレスや体重変化、ホルモン異常などが原因となります。
不規則月経 周期が毎月大きく変動する状態。排卵のタイミングが安定していないことがあります。

生理不順の主な原因

生理周期は、脳(視床下部・下垂体)と卵巣が連携してホルモンをコントロールすることで保たれています。 この連携が何らかの理由で乱れると、生理不順が起こります。

急激な体重変化・ダイエット 体脂肪が極端に少なくなると、ホルモンの分泌が抑制されて生理が止まることがあります。 急激な体重増加も同様にホルモンバランスを乱す原因になります。
精神的・身体的ストレス 強いストレスは視床下部の働きを乱し、排卵や生理の周期に影響を与えます。 環境の変化や睡眠不足なども原因になります。
過度な運動・エネルギー不足 競技レベルの運動や、摂取カロリーが消費に見合っていない状態(エネルギー不足)が続くと、 生理が止まることがあります。
ホルモン分泌の異常 卵巣・脳下垂体・甲状腺などのホルモン分泌異常が原因で、 生理不順が起こることがあります。血液検査で確認できます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 卵巣内に小さな卵胞が多数たまり、排卵が起こりにくくなる疾患です。 生理不順や不妊症の原因として多く見られます。
早発卵巣不全・加齢 40歳未満で卵巣機能が低下する「早発卵巣不全」や、 更年期に近づくにつれて生理が不規則になることがあります。

痩せすぎ・ダイエットによる生理不順

体脂肪が一定量を下回ると、脳がホルモンの分泌を抑制し、排卵が止まります。 これは「視床下部性無月経」と呼ばれ、若い女性に多く見られます。

体重を回復させることが最優先です。

ただし、体重が戻っても卵巣機能の回復には時間がかかることがあります。 また、無月経の状態が長期間続くと、骨密度の低下(骨粗しょう症のリスク)につながることも知られています。 「生理が来なくても困らない」と放置せず、早めに受診することをおすすめします。

生理不順の検査

生理不順の原因を調べるために、以下の検査を行います。

ホルモン血液検査 FSH・LH・エストロゲン・プロゲステロン・プロラクチン・AMHなどを測定し、 ホルモンバランスや卵巣機能を評価します。 生理中(生理2〜5日目)に検査すると最も正確な結果が得られます。
甲状腺機能検査 甲状腺ホルモンの異常(甲状腺機能低下症・亢進症)も生理不順の原因になります。 血液検査で同時に確認することができます。
経腟・経腹超音波検査 子宮や卵巣の形態を確認します。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断や、 子宮筋腫・卵巣嚢腫などの有無を調べます。
基礎体温の確認 日頃から基礎体温を測っている場合は、グラフを持参していただくと 排卵の有無や周期のパターンを把握する参考になります。

生理中でなくても受診・検査は可能です。 数か月生理が来ていない場合でも、超音波検査でホルモン検査のタイミングを 判断することができますので、まずはご相談ください。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

生理不順の原因として多い疾患です

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、卵巣内で卵胞が成熟しきれずに多数たまってしまう疾患です。 排卵が起こりにくくなるため、生理不順・無月経・不妊症の原因となります。

日本では生殖年齢の女性の約5〜10%にみられるとされており、 決して珍しい疾患ではありません。 血液検査(LH・FSH・テストステロンなど)と超音波検査を組み合わせて診断します。

治療は、生理を起こす薬(黄体ホルモン剤)や低用量ピルによる周期管理、 妊娠を希望する場合は排卵誘発剤の使用などを行います。

生理不順の治療

生理不順の治療は、原因によって異なります。

低用量ピル・LEP ホルモンバランスを整え、生理周期を安定させます。 月経量や生理痛の改善にも効果があります。
黄体ホルモン剤(プロゲスチン) 生理を起こしたいタイミングで服用することで、人工的に生理を引き起こします。 無月経や稀発月経に使用します。
生活習慣の改善 ストレスの軽減、適切な体重管理、睡眠の確保など、 生活習慣の見直しが根本的な改善につながることがあります。
原因疾患の治療 PCOSや甲状腺疾患など、原因となる疾患が見つかった場合は、 その疾患に対する適切な治療を行います。

よくある質問

Q 生理が2〜3か月来ていません。受診した方がいいですか?
A はい、受診をおすすめします。3か月以上生理がない状態は「続発性無月経」と呼ばれ、 ホルモン異常や卵巣機能の低下、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)などが原因として考えられます。 また、無月経が長期間続くと骨密度の低下につながるリスクもあります。 「生理中でないと受診できない」ということはありませんので、まずはご相談ください。
Q ダイエット後から生理が来なくなりました。自然に戻りますか?
A 体重が回復すれば自然に生理が戻ることもありますが、 無月経が長期間続いた場合は卵巣機能の回復に時間がかかることがあります。 また、骨密度の低下など体への影響が出ている場合もあるため、 自己判断で様子を見るのではなく、一度婦人科で検査を受けることをおすすめします。
Q 生理の周期が毎月バラバラです。病気でしょうか?
A 周期のばらつきが毎月7日以内であれば、正常な範囲内のことが多いです。 ただし、毎月大きく変動する場合や、25日未満・39日以上の周期が続く場合は、 排卵が安定していない可能性があります。ホルモン検査や超音波検査で原因を調べることができますので、 気になる場合はご相談ください。
Q 生理不順があると妊娠しにくくなりますか?
A 生理不順は排卵が不規則または起きていないサインであることが多く、 妊娠を希望する場合には影響が出ることがあります。 特にPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)や無排卵月経が原因の場合は、 排卵誘発剤などの治療で妊娠できるケースも多くあります。 妊娠を希望されている方は早めにご相談ください。
Q 生理不順の検査は生理中でないと受けられませんか?
A 生理中(特に生理2〜5日目)に血液検査を行うと最も正確なホルモン値が測れますが、 生理中でなくても超音波検査や一部のホルモン検査は受けることができます。 数か月生理が来ていない方も、まずはご来院ください。 状態に合わせて検査のタイミングをご案内します。
Q ピルを飲むと生理不順が改善しますか?
A 低用量ピル(LEP)を服用すると、ホルモンの作用で生理周期を人工的に安定させることができます。 ただし、ピルを飲んでいる間は本来の排卵は抑制されるため、 「根本的な原因が治った」わけではありません。 ピルを中止した後に再び生理不順が起こる場合もあるため、 原因に応じた治療を並行して行うことが大切です。
Q 10代・20代でも生理不順になりますか?
A はい、生理不順はどの年代でも起こります。 10代では初経から数年間は周期が安定しないことも多く、 ある程度は自然なことですが、高校生以降も強い不規則さが続く場合は一度確認が必要です。 20代ではダイエット・ストレス・PCOSなどが原因として多く見られます。 年齢に関わらず、気になる症状があればご相談ください。
Q 生理不順の治療に保険は使えますか?
A 生理不順の診察・検査(血液検査・超音波検査)は保険適用です。 治療薬についても、月経異常・無月経・PCOSなどの診断がついた場合は 保険で処方できる薬があります。 ただし、避妊目的のピル処方は自費となります。 詳しくは受診時にご確認ください。
生理不順が続いている方へ

生理の間隔が不規則、数か月生理が来ていない、急に周期が変わったなど、 気になる症状があればお気軽にご相談ください。 生理中でなくても受診・検査は可能です。