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婦人科検診・がん検診

子宮頸がん検診 小伝馬町・馬喰町・馬喰横山・東日本橋駅の婦人科|東日本橋レディースクリニック

細胞診・コルポスコープ・HPV検査まで対応。
検診で「要精密検査」と言われた方もお気軽にご相談ください。

婦人科検診・がん検診

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、腟の奥にある子宮の入り口(子宮頸部)に発生するがんです。婦人科のがんの中では最も頻度が高く、日本では年間約1万人以上が罹患しています。

子宮頸がんの大きな特徴は、「がんになる前の段階(前がん病変=異形成)」で発見できれば、比較的治療しやすいという点です。定期的な検診によって異形成の段階で発見し、適切に対処することで、がんへの進行を防ぐことが可能です。

子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)

子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が深く関わっています。子宮頸がん患者さんの90%以上からHPVが検出されており、HPVは子宮頸がんの最大の原因ウイルスです。

HPVは性交渉で感染するウイルスで、性経験のある女性の約8割が一生に一度は感染すると言われています。ほとんどの場合は免疫力で自然に排除されますが、一部の方で感染が持続し、異形成・がんへと進行することがあります。

初期は自覚症状がほとんどありません

子宮頸がんや異形成の初期段階では、痛み・かゆみ・おりものの異常・不正出血などの症状がほぼありません。症状が出てからでは進行していることも多く、症状がなくても定期的な検診を受けることが非常に重要です。

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こんな方にお勧めします

  • 性交渉の経験がある方(年齢を問わず)
  • 2年以上、子宮頸がん検診を受けていない方
  • 他院の検診で「要精密検査」「再検査」と言われた方
  • 不正出血・性交後の出血が気になる方
  • おりものの異常(量・色・においの変化)が続く方
  • HPVに感染していると言われた方
  • 過去に異形成と診断されたことがある方
  • HPVワクチンを接種済みだが、検診を受けたことがない方
HPVワクチンを接種していても検診は必要です

HPVワクチンはすべての型のHPVを防ぐわけではありません。ワクチン接種後も定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)を継続してください。

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検診の内容・種類

① 子宮頸がん検診(細胞診)

子宮の入り口(頸部)を綿棒やブラシで軽くこすり、細胞を採取して顕微鏡で調べます。痛みはほとんどなく、数分で終わります。市区町村の検診でも行われる最も基本的な検査です。

② HPV検査(ウイルス検査)

細胞診と同時に、子宮頸部にHPV(ヒトパピローマウイルス)が存在するかどうかを調べる検査です。がんになりやすい「高リスク型HPV」に感染しているかを確認することで、将来のリスクをより正確に評価できます。

HPV検査について詳しくはこちら

③ コルポスコープ検査(精密検査)

細胞診で異常が見つかった場合に行う精密検査です。コルポスコープという特殊な拡大鏡(10〜40倍)を使い、子宮頸部を詳しく観察します。酢酸を塗布して白く変化する部分(異常が疑われる部位)を確認し、必要に応じて組織を採取します(組織診)。

④ 組織診(生検)

コルポスコープで異常が疑われる部位から、ごく小さな組織を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査です。細胞診より確定診断の精度が高く、異形成の程度(軽度・中等度・高度)を正確に判定します。

検査名 目的 対象 保険
細胞診(頸部) 異常細胞のスクリーニング 全員 保険・自費
HPV検査 ウイルス感染の有無・型の確認 希望者・精密検査時 自費・一部保険
コルポスコープ 頸部の拡大観察 細胞診で異常があった方 保険
組織診(生検) 確定診断 コルポスコープで異常部位あり 保険
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検診の流れ

  1. ご来院・問診 最終月経・妊娠歴・性交渉の有無・過去の検診結果などをお伺いします。
  2. 内診・細胞採取 内診台に横になり、子宮頸部の細胞を採取します。所要時間は数分程度です。
  3. 検査結果のご説明(約1〜2週間後) 結果が出たらご来院いただき、担当医から結果と今後の方針についてご説明します。
  4. 精密検査(必要な場合) 細胞診で異常があった場合は、コルポスコープ・組織診などの精密検査を行います。
  5. 経過観察または治療 結果に応じて、定期観察・薬物療法・レーザー蒸散・円錐切除などの方針を決定します。
検診を受けるタイミング
  • 生理中は避け、生理終了後3〜10日目頃が最適です
  • 検査前日・当日の性交渉はお控えください
  • 腟錠・腟洗浄は検査前2〜3日間は控えてください
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検診結果の見方

子宮頸がん検診(細胞診)の結果は、「ベセスダ分類」という国際的な基準で報告されます。

結果(ベセスダ分類) 意味 次のステップ
NILM 正常・異常なし 2年後に次回検診
ASC-US 軽度異常(意義不明な扁平上皮異型細胞) HPV検査 または 6ヶ月後に再検査
LSIL 軽度扁平上皮内病変(軽度異形成相当) コルポスコープ・組織診
ASC-H / HSIL 高度異常(中等度〜高度異形成相当) コルポスコープ・組織診(早急に)
SCC / AGC がんの疑い・腺系異常 精密検査(早急に)
「要精密検査」と言われても、すぐにがんではありません

「要精密検査」はあくまで「より詳しく調べましょう」という意味です。異形成の段階であれば、がんではなく前がん病変であり、適切な対処で多くの場合、がんへの進行を防ぐことができます。不安な気持ちをそのままにせず、まずはご相談ください。

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異形成と診断されたら

異形成は「正常」から「がん」へと変化していく途中の段階(前がん病変)です。程度によって3段階に分類されます。

軽度異形成(CIN1)

約60%の方は1〜2年以内に自然に正常に戻ります。20代の方では約90%が自然消失します。すぐに治療は行わず、定期的な経過観察(4〜6ヶ月ごと)を行います。

中等度異形成(CIN2)

約40%の方が1〜2年で自然に改善します。一方で約20%の方が高度異形成に進む可能性があります。3〜6ヶ月ごとに経過観察を行い、状況に応じて治療を検討します。

高度異形成(CIN3)

がんが含まれている可能性もあるため、治療の対象となります。レーザー蒸散術や子宮頸部円錐切除術などを検討します。

異形成の改善に役立つ可能性があること
  • 禁煙:喫煙は異形成の悪化・再発リスクを高めます。受動喫煙も同様です
  • 野菜・果物の摂取:摂取量が少ないと異形成のリスクが高まるというデータがあります
  • 葉酸の摂取:1日5mgの葉酸摂取で軽度異形成の改善率が上がったという報告があります(院長にご相談ください)
  • 乳酸菌サプリ:腟内の善玉菌を増やすことで異形成の改善効果を示すデータがあります
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異形成の治療について

フェノール・トリクロロ酢酸(TCA)塗布療法

軽度異形成の方を対象に、「フェノール」または「トリクロロ酢酸(TCA)」という薬品を月1回塗布する治療法を行っています。

  • フェノール:平均4ヶ月(8割の方は半年、2割の方は1年ほど)で正常に戻ると言われています
  • TCA:1回の塗布で5〜8割の方に改善が見られるデータがあります
  • 重い副作用がなく、外来で受けられる治療です
  • 妊活中の方は治療できません(妊娠への影響が不明のため)

レーザー蒸散術(高度異形成)

高度異形成の方を対象に、CO₂レーザーで病変部を蒸散(焼き飛ばす)する治療法です。当院で日帰りで行っています。

レーザー蒸散術の特徴
  • 手術時間は約10分程度
  • 痛みはほとんどなく、麻酔なしで施行可能(必要時は局所麻酔を追加)
  • 子宮を温存でき、妊娠希望の方にも適しています
  • 術後1ヶ月は性交禁止、水っぽいおりものや少量の出血が続くことがあります
  • 費用:保険適用(3割負担)で約12,000円程度

子宮頸部円錐切除術

異形成部位を円錐形に切除する手術です(当院では行えないため、総合病院へご紹介いたします)。病理組織を確実に確認できるメリットがありますが、将来の妊娠時に早産リスクがやや高まる可能性があります。妊娠希望の方には、まずレーザー蒸散術を検討します。

治療後のHPVワクチン接種について

異形成治療後にHPVワクチンを接種することで、再発リスクが低下したという報告があります。軽度異形成で0.45倍、中等度で0.33倍、高度で0.28倍に再発リスクが低下したとされています。まだワクチンを接種していない方は、ぜひご相談ください。

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よくあるご質問

子宮頸がん検診は何歳から受ければいいですか?

性交渉の経験がある方であれば、年齢を問わず受けることをお勧めします。国のガイドラインでは20歳以上に2年に1回の検診が推奨されており、多くの自治体で無料クーポンが発行されています。

検診は痛いですか?

細胞採取の際に少し違和感を感じる方もいますが、痛みはほとんどありません。内診が初めての方も、リラックスして受けていただけるよう丁寧に対応しています。

異形成と言われましたが、すぐに手術が必要ですか?

軽度・中等度異形成の多くは自然に改善することがあるため、すぐに手術が必要なわけではありません。定期的な経過観察を行いながら、状況に応じて治療方針を決定します。高度異形成の場合は治療を検討します。

HPVワクチンを打っていれば検診は不要ですか?

いいえ、ワクチンを接種していても検診は必要です。HPVワクチンはすべての型のHPVを防ぐわけではなく、ワクチンで予防できない型からの感染リスクが残ります。ワクチン接種後も2年に1回の検診を続けてください。

他院で「要精密検査」と言われました。すぐに受診すべきですか?

はい、なるべく早めにご受診ください。精密検査(コルポスコープ・組織診)を行い、異形成の程度を正確に評価した上で、今後の方針をご説明します。不安な気持ちをそのままにせず、お気軽にご相談ください。

異形成の治療後、妊娠はできますか?

経過観察中の軽度〜中等度異形成であれば、妊娠・出産への影響はありません。高度異形成でレーザー蒸散術を受けた場合も子宮は温存されるため妊娠は可能です。円錐切除術の場合は早産リスクがやや高まることがあります。妊娠希望の方はその旨をお伝えください。

子宮頸がん検診と子宮体がん検査は違うのですか?

はい、別の検査です。子宮頸がん検診は子宮の入り口(頸部)の細胞を調べるもので、子宮体がん検査は子宮の内側(内膜)の細胞を調べるものです。不正出血がある方や閉経後の方には、子宮体がん検査もお勧めしています。
子宮体がん検査についてはこちら
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※当院の子宮頸がん検診・子宮頸部異形成に関する診療、精密検査(コルポスコープ・組織診)、および経過観察・治療方針は、公益社団法人 日本産科婦人科学会および一般社団法人 日本婦人科腫瘍学会が策定する「子宮頸がん治療ガイドライン」等の最新の医学的エビデンスに準拠しています。検診で再検査となった患者様の不安に寄り添い、丁寧で痛みに配慮した専門的な管理を行っています。