東日本橋レディースクリニック

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胎児ドックとは

生まれてくる赤ちゃんの3%前後には、非常に軽いものも含めて何らかの先天的な病気があり、決してまれなことではありません。
 
中には重い病気のために生まれてすぐ治療が必要なものもあり、そういったものを生まれる前に見つける事で、生まれた後に素早く対応していく事が可能になります。
 
 
 

出生前検査(出生前診断)とは

 
一般的な妊婦健診では、超音波検査で赤ちゃんの体重を計ったり、羊水量を計測して、胎児の発育を評価しています。
 
一方で「出生前検査」は、赤ちゃんの先天性疾患、染色体の変化の有無を調べる検査です。
 
出生前検査は、確かなことがわかる確定的検査と、先天異常の可能性を調べる非確定的検査に分けられます。
 
 
確定的検査: 羊水検査
 
非確定的検査: 胎児ドック(胎児超音波検査)、クアトロ検査、新型出生前検査(NIPT)
 
 
胎児ドックやNIPTなどの非確定的検査で「陽性」や「ハイリスク」という結果が出ても、確定診断ではないため、羊水検査などの確定的検査を行うかどうか判断していく必要があります。
 
 

一般的な流れ

羊水検査は確定診断を得ることができる検査ですが、非常にまれですが流産リスクを伴います。
 
いきなりリスクのある検査を行わず、まずは超音波検査などのリスクの伴わない検査を行い、必要性が高いと判断された場合に確定検査を検討するのが、出生前検査の一般的な流れです。
 
先天性の病気の中には、内臓や骨、手足の問題などが形に出る「形態異常」と呼ばれる疾患もあります。
 
これらについては、胎児ドック等の超音波検査が確定診断になることもあります。
 
 

胎児ドック

 
妊娠12週0日~13週6日にNTと呼ばれる赤ちゃんの首の後ろのむくみを計測することで、赤ちゃんのダウン症や18トリソミー、13トリソミーといった染色体異常のリスクを評価します(確定する検査ではありません)。
 
NTを計測して、具体的なリスクを評価するためには、イギリスのFMFという団体の国際資格の認定を受ける必要があります。
検査を希望される場合は、この認定資格を持っている院長外来の予約をお願いします。
 
 
検査結果は、検査の後すぐに説明いたします。
 
 
費用: 28,000円(税込) 他院通院中の方:32,000円(税込)
 
 
検査結果は、確定診断ではなく、あくまで「確率」として出てきます。その確率を踏まえて、羊水検査のような確定診断を受けるかどうか、検討して頂く必要がありますので、ご了承ください。