日帰り手術
子宮内膜ポリープ切除術(子宮鏡下手術)
子宮内膜ポリープは、不正出血や不妊の原因となることがあり、内服薬では治療できないため、手術による摘出が必要です。当院では日帰りの子宮鏡下手術で対応しています。
手術方法・使用機器
腟から細い内視鏡(子宮鏡)を挿入し、モニターの画面でポリープを確認しながら、根元から安全に切除します。お腹を切る必要がないため、体に傷は残りません。
オペラスコープを使用しています
子宮鏡下手術には、細径(約4mm)で観察・操作性に優れた子宮鏡システム「オペラスコープ」を使用しています。狭い子宮腔内でも精度の高い操作が可能で、体への負担を抑えた手術につながります。詳しい機器情報はテルモ社の製品ページをご参照ください。
費用
保険診療(3割負担)/診察費込・病理検査込
25,000円程度
手術の流れ
- 院長外来をご予約のうえ、術前検査(採血)を行います。
- 検査結果が出るまで約1週間かかります。結果確認後、手術日を決定します。
- 手術当日、子宮鏡(オペラスコープ)を用いて、細い管でポリープを摘出します。
- 痛みは軽いことが多いですが、必要に応じて麻酔を追加できます。
術後の注意
少量の出血が続くことがありますが、生活制限はほぼありません。摘出した組織は病理検査に提出し、良性・悪性の確認を行います。
よくあるご質問
見つかったポリープは、必ず手術で切除しなければいけませんか。
いいえ、すべてのポリープをすぐに切除する必要はありません。大きさが1センチメートル未満で、不正出血などの症状がなく、将来の妊娠も希望していない(またはすでに閉経している)場合は、治療を行わずに定期的なエコー検査で経過観察とすることがあります。小さなポリープであれば、生理のときにはがれ落ちて自然に消滅することもあります。
手術が必要になるのはどのような場合ですか。
手術が推奨されるのは、何度も不正出血を繰り返して貧血の原因になっている場合、ポリープのサイズが大きく自然消滅が期待できない場合、そして「妊娠を希望している場合」です。不妊治療中の方は、ポリープを切除することで子宮内の環境が改善し、その後の着床率や妊娠率が大幅に向上することが分かっています。
ポリープの手術はどのように行いますか。入院は必要ですか。
手術は「子宮鏡下手術」という方法で行うのが一般的です。腟から細い内視鏡(子宮鏡)を挿入し、画面でポリープを確認しながら、根元から安全に切除します。お腹を切る必要がないため体に傷は残りません。当院では、日帰り手術にて治療しています。
手術で切除した後、再発することはありますか。
子宮内膜ポリープは、手術で根元からきれいに切除した場合でも、ある程度の確率で再発することがあります。これは、子宮内膜全体が女性ホルモンの影響を常に受け続けているためです。そのため、手術が終わった後も定期的に婦人科を受診し、エコー検査などで再発がないかチェックを受けることが推奨されます。
※当院の子宮内膜ポリープに関する診療、検査および治療方針は、日本産科婦人科学会などの各種ガイドラインや医学的根拠に準拠しています。患者様のライフステージ(挙児希望の有無など)に合わせ、最適な医療を提供しています。より詳細な専門情報や医学的解説につきましては、日本産科婦人科学会の公式ページをご参照ください。