子宮内膜ポリープ
子宮の奥にある子宮内膜という部分にポリープができる事があります。
不正出血の原因となったり、不妊の原因となる事があるため、必要に応じて手術して摘出する必要があります。
超音波検査にて疑わしい所見があったとしても、次の生理の際に一緒に剥がれ落ちて無くなる事もあるため、複数回の検査にてポリープの有無を確認していきます。
検査方法
経腟超音波で見つかることが多いです。
治療方法
内服薬などは効果がないため、手術で摘出します。
具体的な治療法はこちらをご覧ください
内膜ポリープ切除術について
子宮頸管ポリープ
腟の奥にある子宮腟部という部分にポリープという出来物ができる事があります。
不正出血の原因となる事があるため、手術して摘出する必要があります。
検査方法
頸がん検診などで見つかることが多いです。
治療方法
外来にて、内診台に上がっていただき、ポリープを切除します。痛みはほとんどありませんが、痛みが強い場合には局所麻酔を行います。
費用
頸管ポリープ切除術・病理検査:3割負担にて約8,000円
(初診料・再診料は別途)
(多くの民間保険で給付の対象となるため、保険会社にご確認下さい)
妊娠と頸管ポリープの関係
妊娠初期の検査で頸管ポリープが見つかることはよくあります。
これに関しては、切除したほうがいいのか、切除しないほうがいいのか、はっきりとしたデータがないのが実情です。
ただ、妊娠中に頸管ポリープがあると早産リスクが上がる可能性は指摘されているため、日ごろの健診で頸管ポリープが見つかった場合には、以降の妊娠に備えて、早い段階で切除しておいたほうがよいでしょう。