ジエノゲスト(ディナゲスト)
ピルやミレーナのように生理痛の時に使うお薬です。
ピルには「エストロゲン」と「黄体ホルモン」の二種類のホルモンが含まれているのですが、このジエノゲスト(ディナゲスト)は黄体ホルモンのみの薬となります。
ピルにみられる副作用としての嘔気や血栓症はエストロゲンの影響が大きく、そのエストロゲンが含まれていないジエノゲストは、嘔気や血栓症の心配がほとんどありません。
排卵を抑え、子宮内膜症が悪化するのも抑える為、生理痛が悪化していくのを予防したり、排便痛・性交痛を抑える効果が期待できます。
副作用
最も多い副作用は不正出血です。拭いたら付く程度の少量の出血が頻繁にありますが、内服し続けることで徐々に減っていきます。また、ほてりや吐き気がまれに出ることもありますが、いずれも軽い症状で済むことが多いお薬です
注意点
子宮内膜症の種類の一つである「子宮腺筋症」の方が内服すると、副作用として大量に出血するるリスクがあります。
そのため、子宮腺筋症がある方は、前もって偽閉経療法という治療で子宮を縮めてから、このジェノゲストを飲んでもらうこともあります。
費用
約1,000円(1か月)
ジェノゲスト1.0mgは院内処方にてお渡ししていますので、薬局に寄らずにお薬の受け取りが可能です。
(院内処方と院外処方を同時にできないため、他に処方薬がある場合には、全て院外処方となります。)