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偽閉経療法

偽閉経療法の目的

子宮筋腫や生理痛は閉経すれば症状が出なくなることから、一時的に閉経状態に持ち込んで、症状を抑える治療法です。
 
 

どうやるの?

以下の3つの治療法のいずれかを選んでいただき、閉経状態を維持します。
 

内服薬

レルミナという薬を毎日飲みます。
薬の値段が毎月8,000円前後します。
 

注射

リュープリンという注射を毎月1回接種します。
1回あたり6,000円前後します。
 

点鼻薬

スプレキュアという点鼻薬を毎日1~3回使用します。
 

副作用は?

閉経状態に持ち込むので、ホットフラッシュや倦怠感など、様々な更年期症状が出る事があります。
漢方薬で対処したり、点鼻薬の場合は使用量を減らして対処したりします。
 

選び方は?

症状が重い場合は、最初に内服薬(レルミナ)を使用して、しっかりと生理を止めるのがお勧めです。
 
2週間~1か月程度であれば、それほど更年期症状が重くなることは少ないので、症状が出てくるようであれば、その時点で注射や点鼻薬に切り替えていきます。
 
 

どれくらい続けるの?

閉経状態に持ち込むことから、骨密度が下がったり、コレステロールが上がったりすることがあります。そのため、原則として半年までの使用期限が決まっているのですが、骨密度・コレステロールを計測しながら、使用期限を相談していきます。